7月から例年に増して暑いですよね?
トラックの調子が悪くなりやすいと感じていませんか?
ドライバーの皆さんの熱中症対策ははもちろんされていると思いますが、配送・運送に使用するトラックのメンテナンスも忘れてはいけません。
エンジンのオーバーヒートやタイヤの劣化、、夏特有の問題が山積みです。
しかし、適切なメンテナンスを行うことで、これらの問題を未然に防ぐことができます。
(こちらも参考に:「今日から職場の熱中症対策が義務化。怠れば拘禁刑または罰金も。」)
暑い夏を乗り切るトラックメンテナンス
人はもちろんの事、トラックも夏の過酷な環境に対応するためには、エンジンやタイヤ、バッテリーの定期的なチェックが欠かせません。
過酷な夏の環境を乗り切るために欠かせないトラックのメンテナンス項目をご紹介します。
エンジン回り編
エンジンオイルの確認
・エンジンオイルの量と状態をチェック
(オイル交換の目安は走行距離5,000km〜10,000kmもしくはメーカー推奨の期間ごとに実施しましょう)
・夏場は高温に強いエンジンオイルを使用するなどの暑さ対策
冷却水の確認
・冷却水の量が規定量に達しているかチェック
・冷却水の状態をチェックし、濁っていたり、錆びが発生している場合は交換する
(目安は2年または40,000kmもしくはメーカー推奨の期間ごとに交換推奨)
ラジエーターの掃除
・ ホコリやゴミを取り除く
(掃除の際、高圧洗浄機を使用する場合は、フィンを傷つけないよう注意)
ファンベルトのチェック
・緩みや亀裂がないかチェック
・適切な張力がない場合は調整または交換する
タイヤや・ブレーキ編
安全な走行に欠かせないタイヤとブレーキの点検、夏場に要チェックする項目を取り上げました。
空気圧の確認
・空気圧を適切に調整する
(夏場は冬場より0.2〜0.3kg/cm²高めに設定)
タイヤの溝の深さのチェック
・溝が1.6mm以下なら交換
(法定限度は1.6mm)
・ブレーキパッドの残量確認
・パッドの厚さが3mm以下なら交換
ブレーキ液の量の確認
・量が不足している場合は補充する
・ブレーキ液が劣化してないかチェック
(ブレーキ液は2年ごとの交換が推奨)
定期的メンテナンスが夏を安全に乗り切る決め手
夏のトラックメンテナンスは、車両の性能維持、燃費向上はもちろんの事、運転するドライバーの安全確保や快適な運転環境という面でもいつも以上にしっかりチェックしましょう。
メンテナンス、チェックをしっかり行うことでトラックの性能を最大限に引き出し、安全で効率的な運行を実現できます。
適切な準備と対策を行って快適で安全な運転環境を作り出し、こと夏も乗り切りましょう。