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NEXCO“異例の措置”実施「ノーマルタイヤ3,000台」を通行拒否。

NEXCO“異例の措置”実施「ノーマルタイヤ3,000台」を通行拒否。アイキャッチ画像

NEXCO西日本は2026年1月11日から12日まで広島岩国道路と山陽道で「タイヤ確認」を実施しました。

タイヤ確認とはノーマルタイヤで高速道路へ入ろうとしたクルマに対し、その場で通行を拒否するという今までにない異例の措置となります。

全車目視という手間のかかる現場対応

今回の措置は、インターチェンジ入口で係員が全車両のタイヤを目視確認するという、非常に手間のかかる方法でした。

交通量が多い路線でこれをやるということは、現場の負担も相当です。それでも実施した背景には、「未然に止めないと取り返しがつかない」という強い危機感があったと考えられます。

約3000台がノーマルタイヤで進入を試みた現実

タイヤ確認の結果、ノーマルタイヤ車で高速道路を通行しようとしたクルマは合計で約3000台あったといいます

この数字は、冬装備への意識が依然として十分ではないドライバーが少なくないことを突きつけます。

「自分は大丈夫」という判断が、雪道では一瞬で破綻してしまうということを肝に銘じなければいけません。

ノーマルタイヤ進入は“自分だけの問題”ではない

大雪特別警報、またはそれに準ずる予報が出た状況で、ノーマルタイヤのまま雪道へ進入するのは危険です。
それは単に自分の命を危険にさらすだけでなく、他車を巻き込む重大事故、そして数日単位の立ち往生を引き起こす“引き金”にもなり得ます。

結果として、救助・除雪・通行止め対応など、社会全体のリソースを一気に奪います。

実際に起きた「1台のスタックが大渋滞」

現に1月2日、山陽道ではノーマルタイヤ車によるスタックが発生し、20km以上の大渋滞につながりました。
雪の降る中で多くの車両が、スタック解消を長時間待つ事態となり、「一部の無装備が全体の足を止める」構図が現実として起きています。

冬の高速道路で求められる備え

冬の高速道路を走る際は、現地の天候だけでなく、目的地の予報、経由地の標高や路面状況まで含めて事前に把握することが欠かせません。

雪予報があるなら、スタッドレスタイヤ装着は最低条件。

チェーン規制に備えたチェーン携行も現実的な備えです。さらに、スコップや脱出ボード、防寒着、食料・飲料水、モバイルバッテリーなど、「止まったときの装備」を積んでおくことが、結果として自分と周囲を守ります。

まとめ:異例でも「安全な通行こそ最大のサービス」

入口で通行を拒否するのは異例の措置です。

ですが、雪道では“入れてから起きる事故・渋滞・立ち往生”の代償があまりにも大きいのです。

だからこそ道路管理者は、批判を受ける可能性があっても未然に止める判断を取る必要があります。

結局のところ、道路のサービスとは「速さ」や「便利さ」だけではなく、安全に通れる状態を守ることこそが最大のサービスであり、そのための厳格な判断は、利用者全体を守るための現実的な選択なのです。

皆さんも十二分に冬の備えするようにしましょう。

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